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キーツマンゴーの食べ頃の見分け方

キーツマンゴーは収穫後、一定期間追熟が必要なマンゴーです。

収穫直後は、ブルームという白い粉のようなものに覆われていて、果実も固く、香りはほとんどありません。

 

追熟環境ですが、直射日光を避けクーラーのかかっていない25~30℃くらいの常温で追熟します。少し蒸し暑いくらいが良いです。

1キロ前後と大きく重いので、お送りする時に敷いてあるシートや柔らかい布の上におき、たまにひっくり返してあげると、実に押しが入りにくくなります。

 

では、キーツマンゴーで一番大切な、4つの食べ頃のサインです。

 

①ブルームが取れ、表面にツヤが出てきます。そのため、緑色が濃い緑や黄色に色が変わったように見える場合があります。

②シワがよってきます。

③バナナの皮が黒くなるような、シュガースポットという黒い斑点が出る場合があります。

④手に持ったときの触感(指で押して、では無いですよ!)が、全体的に柔らかくなり、マンゴーの甘い香りが強くなってきます。

 

このようなサインが出るまで、ゆっくりじっくり時間をかけてようやく!

甘く濃厚な風味のキーツマンゴーを美味しく召し上がることが出来ます。

アップルマンゴーもそうですが、キーツマンゴーも、強い酸味が残っている場合は追熟が不十分です。

酸味=甘み なのです。

ですので、焦らずじっくりマンゴーの様子を見ながら、食べ頃を待っていただけたらと思います。

 

サンライズファームでは様々な検討を重ねた結果、以上のような食べ頃の見極め方を正しくお客さまにお伝えし続けることで、より多くの方に美味しいタイミングで召し上がっていただくことに重きを置いています。

 

その理由は2つあります。

1つ目は、追熟環境は各ご家庭によって全く違うためです。

「食べ頃は収穫から〇〇日後」とご案内すると、その日数を目安にしがちですが、温度、湿度、風通しなどの追熟環境はご家庭によって大きく違います。

そうすると、目安の日数が来てもまだ追熟が不十分であったり、熟が進みすぎてしまい食べ頃の時期を逃してしまう場合があります。

2つ目は、追熟が完了したマンゴーをお送りするとなると、どんなに適切な梱包をしたとしても、柔らかくなってしまった実に押しが入ったり、そこから痛みが出る場合があるためです。

以上の理由から、サンライズファームでは収穫後の固い実を常温便でお送りし、マンゴーの状態をよく見て頂きお召し上がりくださいとお伝えしています。

 

実は私自身も初めてキーツマンゴーを追熟させた時、大失敗をいたしました。

「〇〇日後くらいに食べられるよ」と言われ、今か今かとその日を待ちながら目安の日が過ぎた頃、そろそろ…と思い切ってみましたが、まだ固いままの状態で食べられたものではありませんでした。

当時正しい知識が無かったため、25〜30℃の室内で追熟しましたが、クーラーのかかっている部屋で追熟してしまいました。

他の食べ頃のサインを確認したかも覚えていません。

ただただ、日数を目安としてしまいました。

「せっかくのマンゴーが…」と悲しくなったのをよく覚えています。

 

その時に感じた思いもあり、以前対面販売をしていた時や農園直売所に来ていただいたお客様には、本当にしつこいくらい(笑)細かにお伝えしています。

美味しく召し上がっていただきたいという思いからですので、ご理解頂けますと幸いです。

 

サンライズファームから直接お送りするキーツマンゴーには、以上の内容を纏めた食べ頃の見分け方のご案内をお入れしています。

 

このブログに辿り着いた皆さまが、キーツマンゴーを一番美味しいタイミングでお召し上がりいただけますように。